前年収入がなくても平気? 融資の申し込みも一筋縄ではいかない
気に入った物件があってもお金がなければ始まらない、すぐに融資の申請をしました。そしてまたこの申し込みが長い道のりでした。
融資の申し込み
不動産の方にも相談はしていたのですが、融資が受けれるかどうかものすごく不安でした。なんでかというと、海外生活を長くしていたので、日本での収入がほぼなかったからです。しかも海外に転出届を出していなかったので、日本に居ながら収入がないテイになっています。年金や保険も控除してもらっていたので、何か調べられたら融資が受けれないんじゃないかと思っていました。ダメならダメで仕方がないので、不動産に気に入っている旨を伝え、融資の申請にとりかかりました。
融資をどこから受ける?
創業の融資と言えば日本政策金融公庫がいいようですね。国がやっている機関で利子が安い。全国に支店があるのでほとんどの起業者がまず利用するようです。ホームページもあり、電話やアポなしで伺ってもいいようですが、起業した友達から、商工会から紹介してもらうのがいいと教えてもらいました。
ちなみに全国どこの支店でもいいわけではなく、創業する場所の支店に申し込まないといけないようです。
まずは商工会議所に相談
まず友達の助言通り、物件のある市町村の商工会に連絡をしました。そこで日本政策金融公庫の担当者を紹介してもらいました。
メールのやりとりだけですぐに紹介してもらえ、融資の申請にあたって創業計画書というのを作らないといけないのですが、それの手伝いもしてくれました。例えばその市町村のペンションの食品原価の平均値や、1000万の売り上げのあるペンションもあるなど、固有名詞は出さないものの、情報としてしっかりと教えてくれました。
公庫とのやりとり
日本政策金融公庫は、メールでのやりとりはしておらず、電話で紹介された担当者とお話ししました。そして郵送で書類を送ってもらい、電話で説明を受けました。その時に長野県のホテル組合に加入すると利子が安くなるとのこと。時間はかかりましたが、言われた通りにホテル組合とやりとりすることにしました。
長野県旅館ホテル組合会
県の公式の組合のようで、観光協会とよく似た活動をされているようです。ここに加入すると、ETCの割引だったり、クレジット決済の手数料が割引になるなど、組合員の特典があります。その中の一つに、創業支援があって、特別金利で融資を受けることができます。まだ開業していなくても組合に加入でき、年会費を払うと組合の方から日本政策金融公庫へ書類をまわしてくれます。年会費は部屋数によって決まるようですが、ロッジの規模だと1万円いかないくらいの会費でした。
もし融資が出ずに開業ができない場合は、すぐに退会することができ、年会費の返金はできないものの、費用も特にかからないとのこと。
郵送でのやりとりだったので約2週間ほどかかりましたが、利子がものすごく変わりそうです。
公庫の担当者と面談
ホテル組合から書類が申請されると、1週間から10日後くらいに担当者から連絡があります。そしてついに面談の調整をします。
いろいろなところに申請をメールや郵便で何回も何回もし、面談まで2か月ちょっとかかりました。
時間がかかるとは聞いていましたが、本当に時間がかかります。余裕をもって申請が必要です。