スキーロッジの開業ブログ

長野にスキーロッジの開業をしたいと思ってからのブログ。ペンションやゲストハウス、小さなホテルを始めたい方の参考になれば幸いです。

下見をして分かったこと、評価

先日数件の物件の下見をしました。これらの物件をどうするか考えてみます。

 

 下見でわかったこと

まず下見をして一番良かったことは、実際の雰囲気が分かったことです。その土地に長く住むには肌に合うかどうか、生活が不便でないかも考えないといけないと思います。町自体は白馬よりももっと田舎で、買い物が不便そうだなという印象。百均も近くにないし、コンビニも車で30分。備蓄が必要です。

さすがにスキー場の近辺は整備されていて、古めかしい雰囲気はありませんでした。

 

立地

立地的には飯山駅からバスがあり、ショップやお店がたくさんある斑尾高原の方が便利そう。でも全体的に建物が古く、気に入った物件がありませんでした。予算内で今売りに出されているところはスキー場からも遠く、少し中途半端な場所。スキー場付近は3000万から5000万。かなりの予算オーバー。

あと、聞いた話では外国人が飯山近辺にレストランをオープンさせて、活気があるのは飯山から斑尾エリアのよう。

 

妙高高原は思ったよりも町が小さく、赤倉から離れるとほぼレストランもショップもなし。温泉街だからなのか、古い大きなホテルが多く、雪が解けるときたなくなった壁が丸だしです。逆に赤倉近辺よりも池の平のペンション街の方が雰囲気がよく、活気が出る可能性はありそう。

 

除雪

北信州は豪雪地帯だけども、意外にどこのペンションも飛ばすタイプの除雪機だけで、ブルドーザーは持っていないようでした。目の前が除雪道というところもほとんどなので、除雪機で十分なのかもしれません。雪捨て場もほとんどすべてのペンションが確保していました。

一つだけ見た物件の中で、軒がないものがあり、屋根雪がそのまま落ちてくるので危ないようです。東京かどこか地元じゃないところの建築業者が建てたそうです。建物自体がおしゃれに見えても、暖房代が異常にかかったり、除雪が不便だったり、外の排水が悪かったりするので、要注意です。

 

どんな宿にするか

気になったのが部屋の壁が薄かったり、トイレが部屋についていなかったり。そうなるとホステルやゲストハウス的な安宿になります。ロッジやホテルとして経営したいなら、やはりある程度の設備がほしいところ。自分がどんな宿にしたいかはガチガチに固めると予算も併せ、いい物件が探せませんが、この物件ならこんなことができるな~と下見をしながら考えるとワクワクしながら拝見できます。

 

 

ローンのシュミレーション

重要な決め手は金銭面ですね。予算はありますが、何よりも回収できるかどうか。すごく素敵でも、部屋数が少ないとどう考えても回収できません。ドームタイプにして部屋単価を上げるのか、それともレストランやサロンを開いて単価をあげるのか。人を何人雇うかにもよってできることは変わってくると思います。内覧後にしっかりとシュミレーションして決めたいですね。 

 

結論

ここ!という物件は見つけられず、予算を上げるかもしくは何かを妥協しないとお目当てのものは見つからなさそうでした。妙高の赤倉近辺では、不動産に情報が回る前に外国人が買い占めているそう。池の平は可能性がありそうな宿が数件あったけれども、冬以外に温泉客以外での集客が思い浮かばず却下。

そうなると斑尾もしくは木島平。斑尾だと今は3000~5000万も出せば近場の物件が見つかりそうですが、手ごろな価格のものとなると、スキー場への送迎は必要になりそう。

予算は変更できないので、結果、タングラムの物件を最有力候補としてあげました。

タングラムはたくさん売り物件があり、建物もきれいです。斑尾よりも少し料金設定が高く、おしゃれなコース料理を出しているイメージ。値段も手ごろでスキー場にも近い。

ただ新幹線の飯山駅まで車で40分、タングラムのスキー場は小さい。斑尾高原とタングラムの接続が悪い。近隣にレストランがない、というデメリットも。

夕食を出すという方針にし、必要な場合は斑尾スキー場まで送迎するということでひとまず候補としてみておきます。